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【全日本学童東京予選/特集】敗れざる者たち❶カバラホークス

2025.07.08リポート
【全日本学童東京予選/特集】敗れざる者たち❶カバラホークス

「敗れざる」とは、敗者を指す言葉ではなく、「負けはしない」という意味である。スポーツに勝敗はつきもので、小学生の野球でも結果は覆りはしない。けれども、チームやプレーヤーの真価や存在意義は、勝利だけで決まるものだろうか。たとえ敗れようとも、すべてが打ち消されるわけではない。むしろ、そのプロセスや戦いぶりも含めて、称賛や支持を得ることもある。全国最多の1047チームが加盟する東京都における、全日本学童マクドナルド・トーナメントの予選大会では、そういう「敗れざる者たち」に複数出会った。決勝戦のリポートや代表チームの紹介に先駆けて、まずはシリーズでお届けしよう。

(写真&文=大久保克哉)

※記録は編集部、本塁打はすべてランニング

■1回戦

◇5月11日 ◇府中市民球場

▽第1試合

レッドサンズ(文京)

 002010=3

 100000=1

カバラホークス(足立)

【レ】田代、久保、田代-中澤

【カ】亀田、長野-田中

本塁打/久保(レ)

二塁打/小田(カ)

【評】レッドサンズは右腕の田代航志郎、カバラホークスは左腕の亀田淳斗。サイズにも恵まれた両先発が、真上から投げ込む速球でぐいぐいと押すなかで、初回はくっきりと明暗に分かれた。

 先攻のレッドは、二番・山下礼葵が四球から二盗と敵失で三進。そして三番・井口凱斐が投前へ3バントスクイズも、1-2とボールが渡って山下は本塁憤死(=上写真)。ピンチを脱したカバラはその裏、一番・石井心結(女子)が初球攻撃の右前打で出る。続く木原颯太の遊ゴロで二塁へ進んだ石井心は、三番・亀田淳斗の中前打で先制のホームを踏んだ(=下写真)。

 2回はともに3者凡退。1回二死から4者連続の奪三振という田代の力投に、レッド打線が応えたのは3回だ。九番・淺田統吾がフルカウントから四球を選ぶと、一番・久保俊太の打球は左翼手の頭上へ一直線。そのまま3バウンドで外野フェンスへ達する間に、久保もダイヤモンドを駆け抜けて逆転2ランとなった(=下写真)。遊撃を守る久保は、4回裏の守りで三塁側ファウルエリア深くの飛球をキャッチする美技。これで一死を奪うとそのままマウンドへ上がり、6回二死までカバラを無得点に封じる。

 カバラは4回に小田颯心が右中間へ二塁打、5回には2四球を選ぶも、あと1本が生まれない。逆にレッドは5回表、一死一、三塁から井口が再びスクイズ(=下写真)。今度はこれが決まって3対1、貴重な追加点を奪うと、最後は田代が再登板して勝ちゲームを締めた。

 

■敗れざる者たち①

カバラホークス

[足立区]

「どの道、結局は強いチームとあたるので、それが早いか遅いかの違いだけ。こういう良い経験をさせてもらったので、次の大会に生かせたらなと思います」(カバラホークス・斉藤圭佑監督=上写真)

 一塁側の通路を抜けてスタジアムを背にした敗軍の将は、わずかに残る気力を振り絞るようにして報道陣の短い取材に応じた。その後、すでに大泣きの6年生たちを集めて輪になると、涙腺が崩壊。それを見た選手たちの嗚咽が、またいちだんと大きくなった。

垂涎の開幕カード

 五輪刈りの背番号10が、とりわけ激しく泣きじゃくっていた。いつもなら部外者も癒してしまうような底抜けのスマイルが浮かぶ顔が、くしゃくしゃに歪んでいた。そんな小澤蒼大主将は、指揮官と同様に辛うじて声を振り絞った。

「…相手はやっぱり、名のあるチームで…分かっていた通りガマン勝負という試合になったんですけど…自分の三振で流れが…。これまでいつも、味方が助けてくれて、こんなキャプテンについてきてくれて『ありがとう!』と思っています…」

一発もある小澤主将は、2打席連続の空振り三振も、スイングに迷いがなかった

 レッドサンズとの1回戦は、府中市民球場での開会式に続く、オープニングゲームだった。地元の予選大会を突破してきた62チームが式では入場行進し、各チームの保護者や関係者らで内野のスタンドは埋まった。そしてそのままスタンドに残り、第1試合を観戦した人も相当数いたと思われる。

 何しろ、この一戦は垂涎の好カードだったのだ。どちらも全国区の名門で、全日本学童(本大会)にはカバラが過去2回、レッドは4回の出場歴がある。さらに2年前の12月、4年生以下の東京No.1を決するジュニアマック(マクドナルド・ジュニアチャンピオンシップ)の決勝で、彼らは激突。このときはカバラが10対7でレッドサンズを下し、初優勝していた。

 当時の4年生が、現6年生たちだ。4年時にその域までくれば、次なる目標は言わずもがな。カバラの学年チームを低学年のころから引っ張ってきた女子、石井心結(2025注目戦士❾➡こちら)は事あるごとに「全国制覇」という目標を公言してきた。

誰より野球をよく知る石井心は、低学年時代(上)はオールラウンダーの主将としてチームをけん引。6年生(下)で副将となり、主に一番・遊撃で変わらず活躍してきた

 彼女は主将として臨んだジュニアマックでは胴上げ投手に。以降は他チームの後塵を拝するようにもなり、チームも自身も悩める時期が短くはなかった。それでも、父・弘コーチとの自主練習を欠かさずにきたという。

 2025年に入って副将に転じたが、変わることなく主将を支えながらチームをリードし、2月末の京葉首都圏江戸川大会(参加61チーム)で久しぶりの戴冠で涙(リポート➡こちら)。間違いなく、上げ潮で全国最終予選にやってきた。

超大型右腕と真っ向勝負

 迎えた大注目の一戦。レッドの超大型右腕、田代航志郎(=下写真)のプレイボール前の投球練習で、スタンドがにわかにどよめいた。オーバーハンドから繰り出す速球が107㎞、108㎞、107㎞、88㎞…ときて6球目でついに「110㎞」がスコアボードに表示されたからだ。

 だが、もっとスタンドを沸かせたのはカバラの一番・石井心だった。「速いボール1本に絞って狙っていました」と、初球111㎞を右中間へきれいなライナーで弾き返してみせたのだ。

 カバラはこの先頭打者ヒットから、先取点を奪うことになる。そして石井心は第2打席、カウント2-2から111㎞と113㎞を連続ファウル(=下写真)。さらに続いた113㎞を空振りして三振に倒れるも、マウンドの田代はこのラスト2球が最速だった。つまりは、強打者の石井心がそれを引き出したのだ。

「アウトコースから狙っていこう! 詰まってもいいから、どんどん攻撃にいこうよ!」

 カバラの斉藤監督は戦前、先発が予想された大型右腕の対策としてナインにそういう提案をしつつ、打順については本人たちの希望にも耳を傾けたという。

「一番を打ちたい!」

 これは石井心の意志であり、長らく打ち慣れた打順でもあった。2点差とされた直後の5回裏の第3打席は、二死一塁から4球連続でボール球を見極めて一塁へ。これが全国予選で最後の打席になるとは思わなかっただろうが、彼女はチーム最大の功労者でもある。1球くらいはボール球を強振しても罰は当たるまいし、また誰からも責められまい。

 だが、粛々と四球を選んで一塁ベース上でサインを確認する横顔は、「男前」に優る“女前”だった(=下写真)。フォア・ザ・チームの精神はまた、彼女に限ったことではない。石井心の前にはもう一人の女子、長野星那もフルカウントから四球を選んでいた。

結果として散り際も堂々

 右腕の長野にマウンドを託すまでの4イニング。先発した左腕の亀田淳斗(=下写真)は、押したり引いたりの投球でレッドの強力打線を2安打2点に封じた。相手の先発右腕のように、球速は3ケタには達しない。それでも、投球フォームを含めた緩急も使いつつ、上位打線には90㎞台後半の速球でぐいぐいと攻め、失点後も大崩れしなかった。

 バックの守りもこれに呼応。失策は強肩捕手・田中新が、相手の二盗阻止へ勝負した際の悪送球のみだった。中堅手の金山海洋は抜ければ本塁打という特大飛球もキャッチ。右翼手の石井健翔もライン際のライナーを好捕している。

 2点を追う最終回の攻撃は、3人で終わっている。だが、その中身も特筆に値しよう。

 初回に先制タイムリー(=上写真)を放っていた、三番・亀田からという好打順だった。その亀田は三飛、四番・野崎太幹は二飛、そして4回に二塁打を放っていた小田颯心は空振り三振(=下写真)で、ジ・エンド。その3者とも、ストライクを初球からフルスイングしていた。

 オレはこういう場面で打つために、練習を重ねて名門のクリーンアップを任されているんだ! 残念ながら試合後に彼らの生声を拾えなかったが、そんな気概を感じる打席だった。少なくとも、土壇場でビクついている感じはゼロ。ベンチも血迷っていなかった。斉藤監督はこの攻撃前、彼らにこう伝えたのだという。

「もうどんな結果でもいいから、初球ストライクからイケ!」

 破れかぶれなんかじゃない。これまでのプロセスと準備と状況も鑑みて、彼らを信じればこその具体的な指示だった。

「ホントに夢にみてきた全国大会の予選で、1回戦で負けてしまって、ホントに悔しいです…」

 石井心は試合後、そこまで言うと堪えきれずに泣きだした。6年生12人、思いはきっと同じだったはず。

 そこに夢舞台があるからこそ、本気で目指すことができる。もちろん、端から目指さないのも自由だし、ろくに努力もせずに「全国」を口にするのは、どこの誰にでもできる。

 しかし、そこに到達できなかったとき、一点の濁りもない涙を流せる小学生はこのご時世、もうさほど多くはないのかもしれない。確かなのは、彼ら彼女らの野球人生はまだ続くということ。負けて終わりではないのだ。小6の5月、密な1日を生涯、忘れはしないだろう。

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